ドローンは、人間が作業できないような狭い空間や高所での運用が可能であることから、農業、物流、点検など様々な産業で大きな注目を集めています。 しかし、屋内を飛行するドローンには、壁や障害物との衝突による墜落リスクが存在します。 この問題に対処するため、本研究ではドローン全体を覆う保護ガードの開発に焦点を当て、障害物との接触を防止し墜落の可能性を低減することを目的とします。 ガードは軽量かつ耐久性に優れた炭素繊維強化プラスチック(CFRP)素材で構成され、特に細身で柔軟なCFRPフラットバーを採用しています。 ガードはドローン全体を覆うような球体の形状をしており、どの方向から接触しても墜落することなく飛行を維持できます。 さらに、低重心設計を採用することで、ドローンが落下した場合でも自動的に元の姿勢に戻り、再度離陸が可能となります。